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あした空を見る

アシダのアシダによるあしたのためのブログ

明けましておめでとうございます。

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皆様、少し遅れましたが明けましておめでとうございます。

 

 

 

あっという間に新年も1月が終わろうとしております。

 

 

 

今回は僕の去年の出来事を振り返ったり今年の抱負や目標を語りたいと思ったのですがそれどころではない年始早々味わった恐怖についてお話ししたいと思います。

 

 

 

僕にはどうしてもその日中に出さねばならない年賀状があったわけです。

 

 

 

しかし時は既に23時。さらに年賀状も手元にありませんでした。

 

 

 

僕は近所のコンビニで年賀状を買い、

イートインスペースで年賀状を書いてそのまま投函しようと思いました。

 

 

 

僕は頭もボサボサのままダウンジャケットを着込んで近所のセブンイレブンへ出かけました。

 

 

 

レジで年賀状を買いそのままイートインスペースへ。

 

 

 

すると、そこにはこんな感じの人々がいたわけです。

 

 

 

 

 

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・・・さっ、ケガしないうちに帰るか。

 

 

 

なぜか僕の近所のコンビニは夜になるといかついバイクが並んでいたり、

駐車場に怖いお兄さん達が溜まっていたりするのです。

 

 

 

僕は顔を伏せて180度方向転換しようとしたのですが、

そこにある光景が目に飛び込んできました。

 

 

 

たむろして大声で話している彼らの脇に、たったひとつだけ空席があったのです。

 

 

 

そのひとつだけ空いているイスが僕にこう語りかけてきました。

 

 

 

・・・

アシダよ、

 

この若者たちに社会のマナーを教えなさい。

 

それが年長者の務めというものです。

 

そしてこのイスに堂々と鎮座し、

新年を祝うための年賀状をしたためるのです。

・・・

 

 

 

次の瞬間、僕は彼らに

 

 

 

君たちは未成年かい?こんな夜遅くに出歩いているんじゃない、近所の迷惑も考えたまえと言わずに「ここ座っていいですか?」と着席の許可を求めていました。

 

 

 

すると彼らは予期しなかった問いかけだったのか

「は、は~い・・・」という気のない返事をしてきました。

 

 

 

泰然自若たれ という気合いの乗った表情とは裏腹に、

 

生まれたての子鹿のようにガクガク震える両足をイスにぶつけて崩れ落ちるように着席しました。

 

 

 

この時の、体のうまく動かないっぷりといったらありませんでした。

 

 

 

自分の体を何とか操縦している感覚でした。

 

 

 

沈黙する金髪くん達が見守る中、

僕はおもむろにダウンジャケットのポッケから筆ペンを取り出し、背筋を正して年賀状を書き始めました。

 

 

 

震える右手を彼らに悟られないようにするため、僕は時折息を止めて固まりました。

 

 

 

真顔で筆を取り硬直する僕の姿は異様だったかもしれません。

 

 

 

そうこうしていると金髪くん達は僕の存在に気が散ったのか、しばらくすると店を出ていきました。

 

 

 

僕は肺に溜めに溜め込んだ二酸化炭素を一気に吐き出すと胸をなでおろしました。

 

 

 

しかしそんな安堵も束の間、

なんと彼らは人数を増やして再びイートインスペースに入ってきました。

 

 

 

こっ、これは安全に人数を増やして相手をボコるという常套手段だ!!

 

 

 

ドカドカと僕の周りに腰掛ける金髪くん達。

(この時もはや恐怖で彼らの方に顔を向けることができなかったため、金髪かどうかも不明。)

 

 

 

例のごとく大きな声でおしゃべりしだす若者たちに囲まれながら僕は小刻みに震える筆を進めました。

 

 

 

「・・・し、新年明けまして・・・」

(こっ、このままではオヤジ狩りに遭ってしまう・・・)

 

 

「・・・昨年は大変おせ・・おせわに・・・」

(店を出た瞬間に取り囲まれてジエンドだ・・・)

 

 

「・・・こ・・今年もよろしく・・・」

(店員に助けを求めよう。しかし中国人さんのレジで日本語通じなかったけど大丈夫か・・・?)

 

 

 

何とか年賀状を書き上げた僕は静かに立ち上がるとその場を去りました。

 

 

 

しかし恐怖にさいなまれながら書き上げた年賀状は新年のめでたさを全く感じられない

 

まるで遺書のような年賀状になってしまいました。

 

 

 

年賀状の送り先の方々へ。

元気のない年賀状になってしまったのは上記のような経緯があったためです。

  

この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 

 

 

実は年始に起こった事件はこれだけではなかったのです。

 

つづく

カーネギーを読んで

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今回の話は大マジメな話である。

 

 

 

くすりとも来ない内容であるかもしれないがお許し頂きたい。

 

 

 

デール・カーネギーの著書「人を動かす」は日本国内で430万部、世界で1500万部以上を売り上げた世界的名著である。

 

 

 

この本は経営者が読むことを勧めたり会社の新人研修にも用いられるほどであり、代表的な自己啓発本の一つと言えよう。

 

 

 

僕はこの本を最近購入し、晩ご飯のパスタをモグモグ食べながら片手間にこの本を読んでいた。

 

 

 

しかし冒頭の40ページぐらいを読むにつれてその内容にどんどんと惹きこまれていった。

 

 

 

冒頭で読んだ内容は、

 

・人は叱るよりも褒めることで成長すること。

 

・人を動かしたければ自分の欲求より相手の欲求を汲んであげること。

 

であると理解している。

 

 

 

カーネギー先生の言葉に心を揺さぶられた僕はパスタを食べる手も止めてしまっていた。

 

 

 

そして猛烈に誰かを褒めちぎりたくなった僕は突如、はっ!と思い立った。

 

 

 

 

 

そうだ、相席屋へ行こう。

 

 

 

 

 

僕は矢も盾もたまらず、

  

気がつくと髪にジェルを塗りたくってバッチリキメにかかっていた。

 

 

 

時はすでに21時だったが、ダッシュすれば何とか間に合うだろう。

 

 

 

相席屋は行ったことはなかったが、そこは男女が出会いを求めて集まる居酒屋と聞いている。

 

 

 

そんなイメージを元に僕は場所を「渋谷」に定め、

カバンに「人を動かす」をお守り代わりに詰め込んで家を出た。

 

 

 

カーネギー先生、見ていてください。

僕は人を褒めちぎります。

 

 

 

僕の胸は熱かった。

 

 

 

電車に乗り渋谷に到着、キャッチの勧誘もモノともせず相席屋へ直行。

 

 

 

しかしここで思いもかけず、

 

大問題が僕を待ち受けていた。

 

 

 

相席屋へ行ったことがある人はもうお分かりかもしれない。

 

 

 

そう、 相席屋は

 

 

 

 

一人では入れないのだ。

 

 

 


確かに以前どこかでそう聞いたことがあったのを思い出したが、

カーネギー先生の金言で頭がいっぱいだった僕にそんな事を思い出す余裕はなかった。

 

 


相席屋の店員に「そこを何とか!」と懇願するも、男女の組み合わせのシステム上、不可能であると入店を拒否された。

 

 

 

店を出た僕は途方に暮れ、小雨降る渋谷の夜空を仰ぎ、うなだれていた。

 

 

 

くっ、これでおめおめと帰宅してはカーネギー先生に合わせる顔がない・・・。

 

 

 

そして僕は再び、

 

はっ!と思い立った。

 

 

 

次の瞬間、僕は街行く見知らぬ男性に話しかけていた。

 

 

 

すみません、突然すみません・・・

あ、あの、、、良かったら僕と相席屋へ行きませんか?

 

 

 

相手の反応はこうである。

 

 

 

 

 

 

はぁ?

 

 

 

 


無理もないだろう。

 

 

 

女性に飲みに誘われるのならいざ知らず、

 

 

 

謎の男に突然誘われて「はい、分かりました。」と付き合ってくれる人がどこにいようか。

 

 

 

しかし、ここで諦めて引き返しては大事な何かを失ってしまう気がした。

 

 

 

気合を入れ直し、次の男性に話しかける。

 

 

 

「僕、メッチャ盛り上げますから!メッチャアシストしますから!」

 

 

 

しかし、いずれも答えはNOだった。

 

 

 

僕は再び渋谷の雨の夜空を見上げてうなだれた。

 

 

 

カーネギー先生、人は動いてくれないよ・・・」

 

 

 

半ば諦めかけていた僕はビルの脇に立ち尽くしていた。

 

 

 

すると後方から話し声が聞こえてくる。

 

 

 

「まだ10時だしな~帰る?」

 

「カラオケでも行く~?」

 

 

 

しめた!こいつらだ!

 

この状況から僕を救ってくれるのはこいつらしかいない!!

 

 

 

カーネギー先生は僕を見捨てなかった!

 

 

 

即座に振り向いてこう言った。

 

 

 

オレと一緒に相席屋へ行かない??

 

 

 

男の子A「え、え~それってどういう事っすか?」

 

男の子B「つか何やってんすか?(笑)」

 

 

 

話してみると彼らは大学生三人組であり、彼らの反応は悪くなかった。

 

 

 

しかし、色々な話で盛り上がるもなぜかなかなかYESとは言ってくれなかった。

 

 

 

そして僕らは数分間にわたり

 行くのか、行かないのか、同じような話をグルグルと何度もしていた。

 

 

 

僕がどんなに話しても彼らから欲しい回答を得られず、少し苛立っていた。

 

 

 

すると、どこからともなく声が聞こえてきた。

 

 

 

・・・人を動かしたければ相手の感情に着目しなさい・・・

 

 

 

そ、そうか、彼らは大学生。

 

 

 

ひょっとしたらお金のことを気にしているのかもしれない。

 

 

 

そこで僕は、飲み代の多くを僕が負担する事を提案した。

 

 

 

その瞬間彼らの顔色が変わった。

 

 

 

三人のまとまらない意見が一致し、

 

じゃあ行きましょうか!とすんなり決定した。

 

 

 

この時、僕の脳裏に救いのヒントをささやいた人物。それは、

 

 

 

それは紛れもなく

 

カーネギー先生であった。

 

 

 

 

僕はほとほとカーネギー先生の金言に感嘆した。

 

 

 

「たった今から君たちは戦友だ」と10才も年下の大学生達を引き連れて意気揚々と相席屋へ向かった。

 

 

 

しかしここでさらなる問題が発生する。

 

 

 

一人の男の子と話しながら歩いていたのだが、

ふと後ろを振り向いてみると付いてきているはずのふたりの姿が無い。

 

 

 

 

 

 

彼らは逃亡したのであった。

 

 

 

 

 

 

置いてかれた男の子は露骨にうろたえると、後ずさりし、もと来た道を引き返し始めた。

 

 

 

 

まずい!

 

 

 

ここで彼らに逃げられては、

 

再び地獄の男ナンパを開始しなければならない。

 

 

 

 

それだけは

何としても何としても避けたかった。

 

 

 

ちょうど三枚のお札に騙された鬼ババのごとき形相で逃げる小僧をおっかけた。

 

 

 

すると、ビルの影に隠れている逃亡した二人を発見した。

 

 

 

彼らを捕えるなり思わず、

 

勇気を出せ若者よ!

 

と叫んでしまったが、

 

 

 

後から考えると、謎の大人に半ば強引に飲みに行こうと言われている訳だから

彼らが怖がるのも無理はなかった。

 

 

 

それにカーネギー先生も人を責めたところで何の生産性も無いことを強く説いている。

 

 

 

しかしここまで来るとほぼ拉致である。

 

 

 

僕一人で三人拉致しようというのだから難事業だ。

 

 

 

僕は彼らの不安要素を一つ一つ取り除いてあげるよう、

 

可能な限りリスクリバーサルを施した。

 

 

 

そんな時、彼らに一つの疑問を投げかけられた。

 

 

 

「そこまでの気合いがあるのに何で普通にナンパしないんですか?」

 

 

 

え?そりゃあナンパなんてしたこと無いし、ビビるだろ・・・

 

 

 

と言った瞬間に、何かが矛盾している事に気がついた。

 

 

 

そう、僕は立派にナンパをしていたのだ。

 

 

 

を。

ではあるが。

 

 

 

彼らをなんとか勇気付け、お店に連れていき、店員と交渉し、女の子を招いて、何とかこの全突っぱりな宴会はスタートした。

 

 

 

冒頭のツカミについては心配する必要はなかった。

 

 

 

本日のこの数奇な出会いを説明するだけで、序盤のツカミとしては十分だったのだ。

 

 

 

しかし、あまりこういう場に慣れていない様子の男の子三人組はやや緊張気味だった。

 

 

 

皆、自分から会話を切り出せないでいる。

 

 

 

普段なら僕は自分の興味のままにしゃべってしまうが、

本日の目的は人の長所を褒めちぎることである。

 

 

 

しかし場の空気が絶賛降下中だったので、会話をつなぐ事に思わず精一杯になってしまった。

 

 

 

また、会話に参加できていない人にパスを送ることにも専念していた。

 

 

 

僕は高校時代のサッカー大会の事を思い出した。

 

 

 

僕はほとんど役立たずで、コートの後ろの方でひたすらボールが来ないことを祈るのみだったが

ここへ来て急遽カンビアッソ的役割を担うことになったのである。

 

 

 

激しく精神力を消耗した。

 

 

 

ボールを切りさばくのに精一杯だった僕はすっかり本来の目的を忘れかけていたが、

大学生三人組の中の一人が自分の目標について話し始めた。

 

 

 

僕は率直に感心したが、何より若い人を応援したかった。

 

 

 

僕はここぞ!とばかりに褒めモードに入った。

 

 

 

「いや~その若さでしっかり目標を持っているなんてスゴイな!」

 

「一年以上かけて準備してるなんて努力家だな!」

 

 

 

彼はプライドが高そうな男の子だったが、

自分の話を聞いてもらったり、皆の前で褒められると、とても嬉しそうに見えた。

 

 

 

当たり前のことかもしれないが、今まであまりこういう人の見方をしたことがなかったかもしれない。

 

 


こんなに気を使った飲み会は初めてだった。

 

 

 

正直言うと僕自身は全然しゃべりたいことをしゃべれなかった。

 

が、その欲求を満たすためにここに来たわけではない。

 

 

 

そんなこんなであっという間に終電の時間になってしまった。

 

 

 

想定していなかった男ナンパにかなりの時間を取られたため、宴会の開始時間が遅くなっていたのだ。

 

 

 

レジで提示された予想外の金額に一瞬めまいがしたが、何食わぬ顔で会計を済ませた。

 

 

 

僕はここでもまた「人を動かす」の一文を思い出した。

 

 

 

「人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである。」

 

要望でも希望でもない。

  

渇望である。

 

 

 

この時、金を払ってでも大人の見栄を張りたかった小人の僕は、まさに若者達からの承認を渇望していた。

 

 

 

カーネギー先生の言葉にはほとほと感嘆するばかりである。

 

 

 

この日、僕はカーネギー先生のおっしゃることを少しは体感することができたのではないかと思っている。

 

 

 

しかし、それだけではなかった。

 

 

 

ある瞬間の、「相席屋へ行く」という決定が、

その後の僕の数時間の人生を予想だにできないものへと変えてしまった。

 

 

 

朝起きて、いつも通り仕事のためデスクへ向かった僕が、

 

その日の夜には渋谷で男をナンパし、

 

大学生を拉致し、

 

見ず知らずの女の子達と相席屋で話をすることになるなど一体誰が想像できたであろうか。

 

 

 

僕は彼らとの別れ際、この日の思い出にと、ここでも半強制的に彼らと写真を取った。

 

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 みんな、僕に付き合ってくれて本当にありがとう!!

 勉強頑張ってな!!

 

 

しかし後日、「人を動かす」をさらに読み進め

「人の立場に身をおく」というカーネギー先生の言葉を読み、

 

 

 

大学生三人組の立場を考えず、強引に相席屋に引っ張っていってしまった僕はただただ愕然とするのでした。

 

 

 

アシダ、差し入れる

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贈り物で人を喜ばせたいじゃないですか。

 

 

 

ということでいつも髪を切ってくれる銀座の美容師さんに差し入れを持っていこうと思ったんです。(銀座なのにリーズナブルなんです。)

 

 

 

ここでの課題はやはり「何を差し入れるか?」ということです。

 

 

 

僕なりに考えを張り巡らせながら、有楽町近辺を探索しておりました。

 

 

 

その美容師さんは女性なのですが、やはり無難にクッキーとかチョコレートだろうか、と考えたのです。

 

 

 

こんなやつ

 

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しかし、、、しかしですよ。

 

 

 

女性はひょっとしたら甘いものを食べることにより太ることを気にするんではないだろうか?(偏見だったらゴメンナサイ)

 

 

 

それならばスイーツはNGだな。

 

 

 

他にはどんなニーズがあるのかを考えてみよう。

 

 

 

美容師と言えば、お客さんの髪を切りながらも常に自分の姿を見られる仕事だ。

 

 

 

ということは自分の見た目には注意を払っているはず。しかも銀座の美容師。美容にも相当気を使っているはずだ。

 

 

 

美容か・・・スイーツのような甘いものではなく美容に良い物・・・う~ん・・・

 

 

 

有楽町をそんな風に放浪していると目の前に突如現れた、あるお店。

 

 

 

こっ、これはっっ! 我が意を得たり!

 

 

 

僕が腐心して探し出した美容師さんへの差し入れ。

 

 

 

それがこちら。

  

 

 

 

  

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一応、断っておきますがウケ狙いではないですからね。

 

 

 

美容師のニーズを多角的に満たす事のできる最善のアイテム、

 

それがこの「すっぽんドリンク」なのです。

 

 

 

僕はスッポンドリンクを1セット購入し、威風堂々と美容院に向かいました。

 

 

 

受付のお姉さんに上着とすっぽんを預けて待合いスペースへ。

 

 

 

「久しぶりですね~3ヶ月ぶりぐらいですか?」と、いつも担当してくれているA子さん登場。

 

 

 

相変わらずキレイだな~と感心しながらも鏡の前へ。

 

 

 

「今日はどんな風にしますかね~」なんて話してましたが、僕は早く答えが知りかったんです。

 

 

 

ザギン女子のテンションが上がる差し入れとは一体何なのか、を。

 

 

 

銀座で働く友人なんていない僕にとって、ザギン女子であるA子さんは新人類のような存在だ。

 

 

 

 率直に聞いてみた。

 

 「A子さんは差し入れをもらうなら、何をもらったら嬉しいですか?」

 

 

 

すると

「やっぱり立ち仕事なんでー、

 

事務所戻った時に甘いものがあると喜んで食べちゃいますねー!」

 

 

 

  

 

 

い き な り 外 し た

 

  

 

 

 

こ、この鏡に映っている憔悴しきった男は一体・・誰?

 

 

 

僕でした。

 

 

 

僕はいてもたってもいらず素直に告白することにしました。

 

 

 

僕「実は今日、お店に差し入れを持ってきたんです。 す・・・す・・・」

 

 

A子さん「す?」

 

 

僕「すっぽんドリンクを持ってきました・・・」

 

 

 

鏡越しに見るA子さんの怪訝な顔がイタイ。

 

 

 

何かしゃべり出さないとその後の空気が手の施しようがないものとなる可能性があったため、手遅れになる前にハッキリと聞いてみた。

 

 


忌憚のないご感想をお聞かせください!

 

 

 

・・え

 

 

・・・え

 

 

 

 

・・・コメントしづらいです・・・

 

 

 

 

 

新人類、コメントできず。

 

 

 

美容院への差し入れはよくあるそうですが、すっぽんを差し入れてきた人間は前代未聞との事でした。

 

 

 

僕はがっくりと肩を落として美容院を去りました。

 

 

 

ちょうどその日の夜、友人のB子さんと会うことになっておりました。

 

 

 

このままでは出汁を取られたすっぽんも浮かばれないと思った僕はB子さんにその日の顛末を聞いてもらいました。

 

 

 

僕は熱っぽく己の持論を展開したのですが、

B子さんは一通り話を聞き終わると開口一番こう言った。

 

 

 

 

 

 

すっごいバカだと思う。

 

 

 

 

 

 

なっ、にーー!!!

 

 

 

こっ、このオレが・・・バ カ・・だとぉおお??!

 

 

 

次の瞬間、僕はB子さんに拳を振り上げずに頭を下げて教えを乞うていた。

 

 

 

彼女から学んだことは以下のような事だ。

 

 

・人気ランキングにのったり話題になっているものは女子は結構喜ぶのでチェックしておくと良いこと。

 

・相手のことをよく知らないのであれば、無難でもいいからとにかく外さないチョイスをすること。

 

・あんまりひねった物を送られると逆にエゴを感じてしまうこと。

 

 

 

な、なるほどですね先生!!

 

 

 

確かに、ベタな差し入れじゃ嫌だなという己の感情、すなわちエゴが介入していた。

 

 

 

サービス提供者としてあるまじき行為であった。

 

 

 

僕はその後も先生の教えを熱心にメモし、帰路についた。

 

 

 

この日は大変な学びを得た1日でしたが、これから自分が負うであろう生傷の数々を思うと夜も眠れないのでした。

 

 

 

P.S.


この記事を読んでくれている女性の皆さんへ。


あなたがもらって嬉しかった贈り物をコメント欄に書き込んで頂くとアシダが1つ成長します。

 

 

お礼にすっぽんドリンクをプレゼントするかもしれません。

 

 

発祥の地 ~東小金井~ その1

 

先日ひょんな事から母校の近くまで行くことがあったので、

懐かしの東小金井を探訪することにした。

 

 

 

なんと言っても感慨深いのは私の学生生活の本拠地である、4畳半1間、トイレ・風呂無し家賃2万円アパートにまつわる話である。

 

 

 

当時、親父と部屋を探して不動産屋を周っていたのですが、管理人さんが

「みんな物置として使っていますが…えっ、住むの?」という反応だったのを今でも覚えております。

 

 

 

部屋と言うよりどちらかというと、大きめの箱と呼んだ方が良いかもしれません。

 

 

 

大変だったのは風呂が付いていないこと。

 

 

 

お陰で入学直後は同期の女の子達に、僕の名前を覚えられるより先に「風呂が無い人」の異名を付けられるハメになりました。

 

 

 

高校時代パッとしなかった僕は夢のキャンパスライフに憧れていたのですが、

のっけから出鼻をくじかれることになったわけです。

 

 

 

そんな学生時代に想いを馳せ、僕は東小金井の街並みを楽しみながらアパートに向かっていました。

 

 

 

そして、僕が数年間お世話になったアパートに辿り着きました。

 

 

 

それがこちら。

 

 

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う~ん、あれから10年になるが相変わらずのボロアパートだ!

 

 

 

しかしバラ色のキャンパスライフを夢見る少年にはモンサンミッシェルにしか見えません。

 

 

 

このモンサンミッシェルへの入り口がこちら。

 

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裏口? と思われた方もいるかもしれません。

 

 

 

まごうことなき正門である。

 

 

 

しかしキャンパスライフを夢見る少年には凱旋門にしか見えません。

 

 

 

あまりの懐かしさに僕はもはや自然に体を奥へと進めていました。(ややカニ歩きで)

 

 

 

奥には2階へ上がる階段がある。

 

 

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僕が住んでいた部屋は2階の203号室。今にも崩れ落ちそうな階段を登る。

 

 

 

ここが2階だ。

 

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左に見える箱は僕が使っていた下駄箱だ。

もはや朽ち果てている。

 

全体的に、何だか火事にでも遭ったかのような朽ち果て具合だ。

 

 

 

ここまで来た僕がかつて住んでいた203号室をのぞいてみようと決心するのに、もはや時間はかからなかった。

 

 

 

本当にお世話になったアパートだ。学生時代がフラッシュバックする。

 

 

 

僕は神妙な面持ちでアパート内部への扉の前に立った。

 

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言いようのない懐かしさと期待を胸に、僕はドアノブに手を伸ばす。

 

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ガチャガチャ・・・

 

 

 

「あれ? 開かないぞ?」

 

 

 

ふとドアノブの上に目をやると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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封印されているっっ!!

 

 

 

しかもこんな鍵の掛け方ありか?

モンサンミッシェルに南京錠とはこれいかに。

 

 

 

あろうことか、僕の住んでいたモンサンミッシェルは閉鎖の憂き目にあってしまったようです。

 

 

 

確かに当時で既に築35年ぐらいだったので、今からすると築45年ぐらいになるわけですから仕方がないか。

 

 

 

閉鎖はされてしまいましたが、このモンサンミッシェルには他のアパートには無い特権があるのです。

 

 

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屋根の上にあがれるのです。

 

 

 

僕はもはや当たり前のように階段を登り始めておりました。

 

 

 

屋根に登り、飛び込んできたのは眼下に広がるまばゆい絶景。

 

 

 

 

 

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…というのはウソで、実際の眺めはこちら。

 

 

 

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電線多っ

まぁ2階からの眺めではしょうがないですね。

 

 


というかむしろこの時、いつ足元の屋根が抜けるか心配で心配でほとんど身動きが取れない状態でした。

 

 

 

それにしても本当に懐かしいな~

 

 

 

やっぱり記念に一枚。

 

 

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世直しぜよ!!!

そんな気分でした。

 

 

 

当時はバラ色のキャンパスライフに憧れ、俺も大学デビューを果たすぞ!と、

抜けそうな屋根の上で熱くなったものですが、

これが後に言う虎の穴時代の幕開けでありました。

 

 

つづく

バカヤローエイプリル

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4月1日だったわけですよ。

 

 

エイプリルフールだったわけですよ。

 

 

気付いた時にはもう21時頃で、 

知人は全員一通りエイプリルフール遊びを楽しんだ後なんですよ。

 

 

これから誰かを騙そうと思ったら、

 それはそれはもう大変な難事業なわけですよ。

 

 

どれくらい難しいかといえば、

一日に3回釣られたバスをポッパー使って水面で食わすぐらいの難易度なわけですよ。

 

 

こうなったら本能を刺激して反射食いを狙うか、

 スレ狙いで思いっきり引っ掛けるかのどっちかしか無いわけで。

 

 

という事で今年は主旨を変えて 豪快に ウソをついてみることにしたんです。

 

 

友人のグループLINEで以下のような発言をしたんですよ。

 

--------------------------------------------

 

 

みんなー!聞いてくれ!一大事です!

 

 

仕事から帰ったらさ、俺んちが無くなっててさ!

 

 

もう丸ごとぽっかり消滅してんのよ。

 

 

どうやら直径30cmぐらいの小惑星の断片が俺んちに  直撃 したらしくてさ、

 

うちのアパート蒸発したっぽいんだよね。

 

 

隕石の破片って結構よく落ちるとは聞いてたんだけど、

 

まさか自分ちに命中するとはねー。

 

 

どんだけピンポイントなんだよって話でさ。

 

 

周りの建物は何事も無かったかのように建ってんのにさ。

 

 

そこでふと思い出したんだけどさ。

 

 

ほんっとーーーにたまたま偶然だったんだけどさ、

 

 

先日オレ、保険の営業マンからめっちゃ営業されててさ。

 

 

なかば強引に加入させられたんだけど、地震保険ならぬ

 

 

 

 

惑星衝突保険

通称ワクホ

 

 

に加入してたんだよね。

 

 

掛け捨て8万 ってメッチャたけーのな。

 

 

引き落としの度に 半泣き でさ。

 

 

まさかこの保険が役に立つとは夢にも思っててなくてさ。

 

 

多分保険会社の連中、

惑星が衝突する時は地球が消滅する時だとタカをくくってたんだろうね。

 

 

その油断がついに裏目に出たわけで。

 

 

やっぱ保険って入っておくべきだなって思ったわけよ。

 

 

そこで満を持して保険会社に ドヤ顔 で電話したわけよ。

 

 

「惑星が衝突してアパートが消し飛んだのでお金ください」ってね。

 

 

そしたら営業マンがこんなこと言ってくるわけよ。

 

 

「あ~すみません!うちのワクホは アンドロメダ銀河 が衝突した時に限り適用なんですよ~。」ってね。

 

 

あちゃ~やられたってわけですよ。

 

 

彼らの言う 銀河が衝突 って、もうよく分からないシチュエーションなわけですよ。

 

 

やっぱり約款は隅々まで目を通さなきゃなって1つ学んだわけですよ。

 

 

そんなこんなで今夜は寝るとこもないし、

オレすげーかわいそくない?

 

 

ね? かわいそーくない?

 

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この後のやり取りで無理やり「かわいそう」と言わせ、

 

 

「ハイ!引っかかったっ!!」

 

と突っ込むという、

 

 

いわゆるスレ引っ掛け手法を用いたところ

 

 

別の意味で「かわいそう」と言われるようになったため、

 

4月の頭から枕を濡らすことになったわけです。

 

75才のメンター

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こんにちは。アシダです。

 

しょっぱなから更新が滞っているアシダです。

 

いやね、書きたいコトはあるんですよ書きたいコトは。 

 

サイパン旅行へ行くというのに当日の朝、成田ではなく

羽田 へ行ってしまい固まった事とか、

 

八百屋時代に八百屋に野菜を売ろうと飛び込んで

叩き出される など書きたいコトは色々あるんです。

 

だけど今日はある日の、ある人との出会いについて少しまじめに書いてみようと思います。

 

~~~

ある時、とある講師の方のお話を聞き、海外ボランティアの話に興味を持ったので講義が終わった後に直接お話を伺いに行きました。

 

すると海外のボランティアにもっと精通している方を紹介してくださる事になりました。

 

さすがその講師の方は超多忙にも関わらず、私の事をその精通しているという方へお手紙で伝えてくださいました。

 

ほどなくして私のもとにその方からメールが来ます。

海外ボランティアの事について知りたければ何でも聞いて下さい、と。

私は勇んで返信のメールをします。

 

しかし、ここで私は また やらかしてしまいます。

その後何日たっても返信が来ません。

 

すると先方から、連絡が無いので再送します、と前回と同じメールが送られてきました。

 

返信したはずなのに何故だっ?!

 

実はその時私が送ったメール。

 

宛先が

自分 宛になっておりました。

 

なんでそうなるんだろう。

 

なんでそうなるんだろう。

 

時空を超えたテーマをよそに私は

ただちに 謝罪とお礼に加え、

何かボランティアで協力させてもらえないかとメールをします。

 

するとすぐに返事が来ます。

文面にはこうありました。

 

~~~~~~~

ご支援下さることは大変ありがたい事ですが、もしご支援下さるお気持ちがありましたら1度私のところにお出で頂き、どのような活動なのかご理解頂き、その後にお考え頂ければと思います。

 

若い皆さんは大事な将来が有りますので一時の思いや義理やプライドで走らず、ご自身の将来の経済を見据えながらコツコツが良いと思います。

 

見聞を広め、考えを深め体験をして来る事は大切です。お仕事に支障さえなければ是非一度ご参加下さい。その前に時間が出来ましたら私のところへお出で下さい。

~~~~~~~

 

「一時の思いやプライド」、、、図星を突かれたような感覚

その時なんというか、重みというか、文面の奥に何かが積み重ねられているような、そんなようなものを感じた。

 

とにかく私はその人に会いに行くことになりました。

 

いざ当日、私はその方のお家でお話を聞くものと思っていましたが指定された住所へ行くと、目の前にあるのは工場らしき建物。

 

おかしいな、とその周りをぐるぐると回って家を探すものの、指定の住所にあるのはどうやってもその工場。

 

ふと脇の入り口を見ると掛かっている表札にはその方の苗字が。

 

も、もしかしてココか?・・・

 

脇の入り口のチャイムを鳴らすと年配の女性の方が出てくれた。

 

まだ確信が持てない私は

「あ、あの~・・・アシダという者ですが・・・」

 

すると、 

女性「あ、アシダさんね~。

会長~アシダさんお見えになりましたよ~」

 

かっ、会長?!

 

まさかそんなエライ方だとはつゆ知らず、いきなり面食らってしまった私。

 

出てきた男性は、小柄で体格のがっしりした白髪の男性。

 

男性「やぁこんにちは。君がアシダくんか、連休前は忙しくてね。まぁ上がって。」

 

これが私が尊敬して止まない、75才のメンターとの出会いだった。

 

  つづく

空き缶集め、いくらになるのか

こんばんは。アシダです。

 

本日もバグ票きってるアシダです。

 

さて今日は誰しも見かけたことがあろう、

おやっさん達の空き缶集めについてお話しようと思います。

 

 

投稿1発目で 空き缶の話 かよって感じですが、

 

気にせず 行きます。

 

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あれって一体、

どのくらいのお金になるんだろうって思ったことないですか?

 

俺は気になってました。

 

なので実際聞いてみました。

 

「あの~すみません、ちょっと イヤらしい話 していいですか?

この空き缶いくらになるんですか?」

 

とは聞けなかったので、

 

「あの~すみません、…この近くの駅ってどっちのほうにありますか?」

 

などと地理的お話をする。

(実際よく知らん土地だったので)

 

するとおやっさんはものすごく元気で、

 

ハツラツと近辺の地理情報について教えてくれた。

 

なんか色んな事教えてもらっておもしれー!

 

そして世間話もほどほどに聞いてみた。

 

俺「すっげー数の空き缶ですね、これってどっかで売れるんですか?」

 

おやっさん「こんなの全部で(大ゴミサイズで3袋)、3000円くらいにしかならねーよ」

 

そしてこれはアルミの値段で、川崎の工場が買ってくれること、

スチール缶なんかは、鉄が錆びやすいためほとんど値段がつかないこと、

 

銅が最も高価だがなかなか入手できないことなど教えてもらった。

 

昔、公園の柵がよく盗まれるというニュースを思い出した。

 

そんな話をしているうちにふと気づいた。

 

おやっさんは下を向きながら話している。

 

そして話の内容が変わり始めた。

 

「若い人はいいよな…仕事がいくらでもあるんだから…」

 

「70近くにもなると、どこも雇ってくれねーんだ。いつ倒れるか分からないから。」

 

「年金は払っておいたほうがいいぞ!満額払ってないとほとんどもらえねー」

 

「俺なんかは落ちこぼれだからさ…」

 

 

と、聞いてもいないのに自分は落ちこぼれだと言い始めた。

 

何だか、この人に話しかけた事自体、

良かったのか悪かったのかと自己嫌悪すら感じ始めた。

 

自分は何かおやっさんを手伝える事はないかと、

空き缶つぶしを手伝おうとした。

 

その瞬間、おやっさんは俺の手を払いのけた。

 

「触るな!手が汚れる!」

 

……。

 

怒られた。

 

うなだれた。

 

俺は最後におやっさんに「ありがとう」と「さようなら」を伝えて去った。

 

おやっさんの事が頭から離れない。

 

どうやったらおやっさんはもっと楽にアルミ缶を集められるだろうか。

 

何らかの業者とコラボできないのか、

 

インターネットを利用できないのか、

 

自販の利用者にもメリットになることは何か。

 

アイディアはいくつか出そうだったが、

何よりぬぐいがたい思いが俺を萎えさせた。

 

「70近いおやっさんが一人で人生を変える事なんてできるんだろうか」

 

人の可能性は信じるが、

おやっさんがこれから自分の力だけで

変革を起こしていくようにはどうしても思えなかった。

 

だから皆さんに聞いてみたい。

 

あなたならどう考えるか、を。